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アトランタ・バレー・カンパニーダンサー
山川 陽永(ひろなが)さん
(2012年5月3日発行第131号掲載)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(写真:© HIRO SATO)
アトランタ・バレー・カンパニーに日本人ダンサー、山川陽永(はるなが)さんが参加している。もうすぐ行われるパフォーマンス・プログラムを前にリハーサル中の山川さんを訪ねた。
プロのダンサーとしてやって行こうと思ったのは?
神奈川県大磯市出身なんですが、10歳の時にバレーを始めて14歳の時にプロになろうと思いました。それで17歳の時、ドイツのダンス・スクールに留学しました。3年間で卒業し、カンパニーに参加してプロダンサーとして1年間在籍。その後ポルトガルのカンパニーに移りました。
やはり、厳しい世界なんでしょうね。
そうですね、このアトランタ・バレーは26人メンバーがいますが、もっと小さなカンパニーもあります。入りたくても空きがないと入れないし、空きができてもオーディションで選ばれないと入れません。
米国に移ったのは?
24歳の時です。コロラド・バレー団にオーディションで入りました。その後ナッシュビルのバレー団に移り、去年の7月にアトランタ・バレーに入りました。
バレーに対するヨーロッパと米国の価値観の違いはありますか?
学校で学ぶことはほとんど変わらないと思います。でも、プロとしてやっていくと違いが出てきます。バレーはフランスで生まれて発展して行ったパフォーマンス・アートです。ヨーロッパでは芸術性がとても重要視されていますが、アメリカではお客さんを楽しませるエンターテインメント性がヨーロッパよりもかなり高いですね。例えばナット・クラッカーとかは、アメリカだと子供も大人も楽しめるように演出されていますが、ヨーロッパではやはり大人中心、芸術性は高いけれど、観客は楽しめているのか少し疑問になる事もあります。作品にも寄りますが、アメリカのようにエンターテインメントとして楽しんでもらう方が、僕は好きですね。
ダンスを習っている子供達になにかアドバイスは?
まずは楽しんで欲しいですね。あとは先生に言われた事を忠実に表現できるように、日頃からトレーニングをして行く事ですね。僕も日頃食べるものから気を使って、バランスよく野菜を中心に食べるようにしています。そして、作品や振り付け師に寄って表現の仕方が変わるので、すぐに言われた事を感じて、理解して、表現していくことが必要になってきます。
今後何かやりたい事とかありますか?
17歳で高校を休学してドイツに留学して日本の高校には結局戻らなかったので、実は高校も卒業していないんですね。ドイツでのデプロマはここのハイスクールデプロマとしては認めてもらえないので、まずはGEDを取って大学に行きたいと思っています。もちろんダンスも続けるんですが、何か他の事も勉強して将来両方やりたいと思っています。 今は科学や環境について興味があるので、そっちの分野の勉強をしたいと思っています。
今回のパフォーマンスについて教えて下さい。
アトランタ・バレーの恒例プロダクション「ニュー・コリアグラフィック・ボイス」が18日から20日にあります。僕が参加するのはヘレン・ピケットの振り付けで、『プレイヤー・オブ・タッチ』という新しい作品です。音楽はメンデルスゾーンです。他にもカンパニーダンサー、タラ・リーの振り付けによる『PAVO』、クリストファー・ウィールドンの振り付けで『RUSH』もあります。すばらしい作品なので、是非、日本人コミュニティの皆さんにも見に来て欲しいです。
チケットは$20より、アトランタ・バレーのウエブサイトから購入できます。(atlantaballet.com)
会場:The Alliance Stage at the Woodruff Arts Center
スケジュール:5/18(金)8PM、5/19(土)2PMと8PM、5/20(日)2pmと7pm
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